トラムセット服用中の運動はOKなの?

 

トラムセットに限らず、医薬品服用中は「運動」をしてもいいのかどうかが気になります。

 

ここでは、トラムセットと運動の関係を解説します。

 

トラムセットの服用目的が重要

 

まずはじめに、「トラムセットを服用している理由・目的」についてしっかり考えることが必要です。なぜなら、トラムセットを服用しているということは、

 

帯状疱疹後神経痛、椎間板ヘルニア、慢性腰痛症、線維筋痛症 など

 

といった、「神経痛」に関わる症状を治療中ということになります。なので、トラムセットを服用しているかどうか以前に、「これらの病気の治療中は運動してもいいのか」をしっかり考える必要があります。

 

それぞれの症状での運動

 

帯状疱疹後神経痛

 

帯状疱疹は、子供のころの水ぼうそうのウイルスが体に残っており、大人になって免疫が落ちたタイミングでウイルスが暴れ出して発症する病気となります。

 

免疫力が落ちるということは、つまりストレスや体力低下など、なんらかの体のトラブルが原因と言うことです。そのため、帯状疱疹の治療中は運動はNGとなります。激しい運動によって体力が低下すると、余計に症状が重くなる可能性が高いからです。また、無理に運動して帯状疱疹を悪化させると、その後の帯状疱疹後神経痛がひどくなったり、長引いたりといったことにもなります。

 

ただ、帯状疱疹が治った後に「帯状疱疹後神経痛」が出てしまった場合は若干事情がことなります。もうすでにウイルスは鎮静化できているので、運動NGというわけではありません。むしろ、帯状疱疹後神経痛があるからといって運動を控えていると、筋力低下や運動障害につながる恐れがあります。特に高齢者の場合は帯状疱疹後神経痛が長引きやすいので、「痛みがあってもやりたい運動はする」という考え方のほうがよいでしょう。

 

帯状疱疹 運動NG
帯状疱疹後神経痛 できる範囲で運動したほうがよい

 

つまり、まとめると↑のようになります。トラムセットを服用するとしたら「帯状疱疹後神経痛」の治療中が多いはずなので、できる範囲で運動したほうがよいということができます。

 

もちろん激しい運動は神経痛の治療を遅くする恐れがあるので避けたいところですが、運動療法を取りいれて体力低下を防ぐことは重要です。

 

椎間板ヘルニア・慢性腰痛症

 

椎間板ヘルニアにかかってしまった場合、痛みが強い場合の運動はもちろんNGとなります。ですが、治療によって痛みが緩和されている場合は、適度に運動をして筋肉を鍛えることも必要です。
ヘルニアの直接の原因は、「椎間板がつぶれていること」です。ではなぜつぶれているのかというと、

 

  1. 姿勢の悪さ
  2. 筋肉が弱っていて椎間板を支えられない
  3. 肥満

 

などが原因です。この中で「姿勢の悪さ」については意識して改善していけばいいのですが、「筋肉が弱っている」「肥満」については、基本的には運動によってしか改善できません。つまり、むやみに運動を避けていると、筋肉がさらに弱ったり、肥満が進んだりして、余計にヘルニアを悪化させる恐れがあるのです。慢性腰痛症についても、運動不足が原因となることがあるので、改善のために運動療法を行うことがあります。

 

そのため、医師と相談しつつ、できる範囲で運動をすることが大事です。これはトラムセットを服用していても同じことです。

 

線維筋痛症

 

「原因不明の痛み」が全身に出てしまうのが「線維筋痛症」の特徴です。鎮痛のために、トラムセットが使われることも多いです。

 

線維筋痛症は基本的に原因不明なのでさまざまな治療法が取られていますが、そのなかでもよく選ばれるのが「運動療法」です。痛みを悪化させない範囲内での運動は、線維筋痛症の改善につながる有効な方法ということが、さまざまな研究でわかっています。
参考ページ:代替治療 線維筋痛症友の会 JFSA

 

以上のように、トラムセットが利用される病気では、運動療法が効果を発揮するケースがよくあります。もちろん自己判断で激しい運動をするのは避けるべきですが、医師と相談の上、痛みがひどくならない範囲で運動をしていくのは、むしろ推奨させる場合が多いです。

 

トラムセットの副作用症状によっては運動は避ける

 

基本的に、トラムセットによって治療中の症状は、運動療法が有効なことが多いです。ただ、トラムセットの副作用の出方によっては、運動は控えたほうがよいケースもあります。

 

運動を避けたほうがいい副作用 説明
貧血、めまい、注意力障害、運動失調、視覚異常、倦怠感、無力症など 運動中に転倒・転落したりする恐れがあるため。
高血圧、低血圧、高脂血症、低血糖症など 運動中に血圧が上がったり、めまい・ふらつきの原因となるため。

 

↑は運動を避けたほうがいい副作用の代表例となります。このように、トラムセットの副作用の中には、運動をしてしまうとトラブルが起きたり、症状が重くなるといったことがあるのです。

 

→トラムセット配合錠副作用【吐き気や眠気などの症状アリ】

 

なので、運動が推奨させるといっても、実際に運動をしてもよいのは↑のような副作用がない場合に限ります。そういった意味でも、運動をしてもいいかどうかはまず医師と相談し、どんな副作用があるのかを知らせて判断してもらうようにしましょう。