トラムセットの副作用について徹底解説

ここでは、トラムセットの副作用についてや、体験談などを紹介していきます。少し長い記事ですが、是非おつきあいください。

 

目次

 

トラムセットとは?

トラムセットは、主に「神経痛」の鎮痛効果があるトラマドールと、ケガなどで感じる「侵害受容性疼痛」を抑えるアセトアミノフェンを混ぜた医薬品となっています。

 

帯状疱疹の神経痛や坐骨神経痛、慢性腰痛などさまざまな痛みの治療のために使われていますが、副作用や依存性などの問題もあります。

 

アセトアミノフェンの含有量は?

 

トラムセットはトラマドールとアセトアミノフェンの配合錠となっています。

 

医薬品名

含有量

トラマドール

37.5mg

アセトアミノフェン

325mg

 

それぞれの含有量は↑のとおりです。1日4錠服用した場合、アセトアミノフェンは1500mgの服用となります。

 

トラムセットを減薬・断薬するには?

 

トラムセットは神経痛全般に処方される医薬品で、確かに強い鎮痛効果があります。ただ、作用機序のところで解説しているように、痛みを抑制する薬であって、痛みの原因そのものを解決できるわけではありません。

 

原因が治らないということは、半永久的にトラムセットを服用する必要があるということでもあります。トラムセットには副作用がありますし、依存性・耐性がつきやすいため、やめられなくなったり、離脱症状などに悩まされる方もたくさんいます。

 

坐骨神経痛、肩、腰、ひざなどの神経痛

 

なので、もし↑のような症状があるなら、「原因を解決する」ことを考えるほうがよいでしょう。対策としては、

 

  1. マッサージをする
  2. 姿勢を直す
  3. 筋力をアップさせる
  4. 肥満を改善する

 

などがありますが、即効性があるわけではありません。「それはもうやってみたけど、ダメだった」という人も多いでしょう。なので、体の内側から対策することが重要です。方法としては、サプリや、医薬品があります。

 

 

ここで注意したいのは、体の内側から対策する場合、サプリではなく医薬品を選ばないといけないということです。↑のように、サプリは健康を「維持」するのが目的です。その点、医薬品のほうであれば厚生労働省に効果が認められており、神経痛そのものの改善が期待できます。

 

ただ、医薬品というとやはり副作用が心配です。なので、ここからは副作用のリスクが比較的少なく、なおかつ効果が認められている医薬品を紹介します。

 

 

グルコンEX錠+(プラス)

 

グルコンEX錠+の特徴

 

軟骨の成分となる「コンドロイチン」を含んだ第三類医薬品となります。

 

最近CMなどでもよく見かける「コンドロイチン」ですが、市販薬だと1か月分で6,000~8,000円程度かかり、比較的高価です。しかし、グルコンEX錠+の場合、初回に限り1か月分が1980円で購入可能です。解約・お届け日時の変更にも制限はありません。

 

「コンドロイチンを試してみたかった」という人には最適です。

 

全成分表 コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、チアミン硝化物、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンEコハク酸エステルカルシウム、塩酸グルコサミン、乳頭水和物、カルメロースカルシウム、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム

公式ページ

http://www.nihonyakushido.com/

 

公式ページには神経痛に効くしくみなどが詳しく書かれているので、一度見てみてください。

 

ラークセブン

 

ラークセブンの特徴

 

神経痛を緩和する「ピリドキサールリン酸エステル水和物」「シアノコバラミン」「ガンマ-オリザノール」を含んだ、神経痛に効果のある第三類医薬品となります。

 

コンドロイチンは含まれませんが、その分価格が安く、初回価格は1,480円で利用できるのが魅力です。

 

神経痛治療薬の入門として最適です。

 

全成分表 フルスルチアミン塩酸塩、ピリドキサールリン酸エステル水和物、シアノコバラミン、コハク酸-d-α-トコフェロール、ニコチン酸、パントテン酸カルシウム、ガンマ-オリザノール、乳酸Ca水和物、CMC-Ca、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ステアリン酸Mg、ケイ酸Ca、無水ケイ酸、乳糖水和物、セルロース、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、セラック、カルナウバロウ、三二酸化鉄

公式ページ

ラークセブンの公式ページを見てみる

 

 

 

すでに書いたように、トラムセットは鎮痛効果はあるものの、原因解決にはなりません。なので、神経痛そのものに効果のある医薬品を使って、原因から解決することを目指しましょう。

 

コンドロイチンを含む「グルコンEX錠+」であれば、神経痛そのものの緩和に期待できます。初回1980円とかなり安価で買えるので、初めてコンドロイチンを試してみたい、という人におすすめです。

 

公式ページ

http://www.nihonyakushido.com/

 

神経痛が緩和してくれば、トラムセットを減らしたり、断薬したりといったことも可能になるかもしれません。一度、公式ページをご覧になってみてください。

 

 

トラムセットの作用機序

 

トラムセットは

 

  1. トラマドール
  2. アセトアミノフェン

 

の2つの医薬品が一緒になった鎮痛剤となります。なので、作用を知るには2つの医薬品の作用機序を抑える必要があります。

 

以下で解説する2つの医薬品の作用を併せ持ったものが、「トラムセット」となっています。

トラマドールの作用機序

 

痛みの感覚というのは、「脳」が痛みを感じることによって起こります。脳には大量の神経細胞(ニューロン)があり、それぞれの間にはシナプスという狭い隙間があります。このシナプスで神経伝達物質をやり取りすることで情報交換をしています。

 

神経伝達物質は多くの種類がありますが、その中で痛みに関わる神経伝達物質があり、それがシナプスでやり取りされることで「痛み」を感じることになります。

 

 

トラマドールはオピオイド受容体のうちの一つ「μ受容体」を刺激し、痛み物質の伝達を抑制する作用があります。

 

また、トラマドールにはセロトニンノルアドレナリンの量を増やすこともわかっています。そのおかげで下行性疼痛抑制系神経という痛みを抑制するシステムが活性化され、痛みが軽減できることになります。

 

つまり、トラマドールは2つの作用で痛みを抑えることにつながるわけです。

 

アセトアミノフェン

 

アセトアミノフェンは非常に一般的な鎮痛剤で、市販の風邪薬などにも広く利用されています。トラマドールほどの鎮痛作用はありませんが、副作用が少なく安全なためよく使われているのです。

 

アセトアミノフェンの作用機序については実はよくわかっていませんが、脳に作用して鎮痛を行うと推測されています。

 

 

トラムセットの副作用の確率・頻度

 

トラムセットの副作用について詳しく知る前に、まずは「どのくらいの確率で副作用が出るのか」を知っておきましょう。トラムセットの臨床試験では、600件近いテストが行われ、副作用の確率などがデータ化されているため、信憑性の高い検討ができます。

 

病例

副作用発生確率

599例中486例

81.1%

参考ページ:トラムセット添付文書

 

↑が実際のデータとなりますが、599件のテストで486件の人になんらかの副作用が現れており、副作用出現率は80%を超えるということがわかります。そのため、トラムセットを服用した場合、5人中4人という高い確率で副作用の症状が出るということで、副作用については比較的強い医薬品と言えるでしょう。

 

もちろん、副作用が出るとしても、人によって軽さ、重さは違います。トラムセットの効果がしっかり出ていて、我慢できる程度の副作用なら、使い続けたほうがいいかもしれません。重要なことは、「トラムセットにどんな副作用があるか」を事前にしっかり把握しておくことです。実際に続けるかどうかは、副作用の出方によります。

 

 

トラムセットの精神系副作用<めまいや味覚異常>

 

トラムセットで特に多いのが、眠気やめまい、味覚異常などの精神系副作用となります。

 

5%以上 1~5% 1%以下
眠気(25.9%)、浮動性めまい(18.9%)、頭痛 味覚異常、不眠症 不安、幻覚、注意力障害、振戦(ふるえ)、片頭痛

頻度不明:運動失調、昏迷、会話障害、運動障害、錯乱、多幸症、健忘、うつ病、インポテンス(ed)悪夢、せん妄

 

中でも多いのが

 

  1. 眠気(25.9%)
  2. 浮動性めまい(18.9%)
  3. 頭痛(5%以上)

 

の3つになり、合わせると2人に1人程度が発症するほどの高確率となっています。

 

また注目したいのが、「傾眠(眠気)」や「不眠」など、相反する症状がラインナップされている点です。

 

精神系の副作用が出やすい理由は、トラムセットの作用事態に問題があると考えられます。トラムセットを服用するとセロトニンノルアドレナリンの量が増えます。

 

セロトニン 体内時計をコントロールして眠気を制御したり、食欲・性欲などの衝動欲求を抑制する。
ノルアドレナリン 覚醒作用があるほか、やる気や集中力・注意力などをアップさせる。

 

セロトニンとノルアドレナリンのおおまかな作用は上記のとおりです。セロトニンが増えたことにより鎮痛効果が出るわけですが、逆に体内時計が乱れて「眠気」が出たり、性欲が落ちてEDになったりなどの副作用が出る恐れがあります。またノルアドレナリンが増えると、覚醒作用によって「不眠症」が出たりするわけです。

 

つまり、「眠気」などの症状が出るのは神経伝達物質の量が増えたことによる副作用であり、また「不眠」の相反する症状が出るのは増える神経伝達物質が2つあるからです。そのため、どんな症状が出るかはその人次第となり、「飲んでみるまでどう出るかわからない」というのが実際のところです。

 

逆に言うと、眠気などの精神的な副作用が出るということは、それだけトラムセットが効果を発揮しているということでもあります。生活に支障が出るようであれば医薬品の変更が必要ですが、効果がしっかり出ていて、副作用が軽度であればある程度我慢して使用するということもあります。

 

その他、めまいや味覚異常、幻覚など、抗うつ剤や抗不安剤などでは一般的な副作用の可能性もあります。これも、神経伝達物質に作用するというトラムセットの作用自体が理由と考えられます。これらの症状は、転倒してケガをしたり、車に轢かれたりなど重大なアクシデントにつながる恐れがあるので、十分に注意しましょう。

 

 

トラムセットの胃腸系副作用<嘔吐や便秘、下痢など>

 

トラムセットの精神系副作用と並んで多いのが、「嘔吐」や「便秘」といった胃腸関係の症状となります。

 

5%以上 1~5% 1%以下
悪心(気持ち悪い、41.4%)、嘔吐・吐き気(26.2%)、便秘(21.2)、胃不快感 腹痛、下痢、口内炎、口渇、消化不良、胃炎、食欲不振 逆流性食道炎、口唇炎、胃腸障害、膨満感、胃潰瘍、鼓腸

頻度不明:嚥下障害、舌浮腫

 

特に多いのが胸がムカムカして気持ち悪くなる「悪心」で、なんと41.4%もの確率があります。便秘や吐き気も比較的確率が高く、合わせると80%を超えてしまいます。

 

胃腸障害の理由ははっきりしていて、トラムセットのオピオイドμ受容体の活性化に原因があります。μ受容体が活性化されるとドパミン遊離が起こり、ドパミンD2受容体が活性化されます。ドパミンD2受容体は、体の中にあるドパミン受容体の1つで、嘔吐中枢や胃腸運動のコントロールをつかさどっています。そのドパミンD2受容体が活性化することによって、悪心や吐き気などの症状が出るわけです。

 

また、ドパミンD2受容体は胃腸の運動もコントロールしているため、便秘や下痢などの腸の症状にも関わっています。

 

これらの胃腸障害は、ドパミンD2受容体に関わるトラムセットを服用する限り、つきものであると考えていいでしょう。

 

基本的な対策としては、身もふたもないですが、「ひたすら耐える」というものがあります。トラムセットには耐性があり、だんだん効果が薄れてくる側面がありますが、それは吐き気の作用についても同じです。そのため、数日我慢していると吐き気がだんだん収まってくることが多いです。

 

人によっては強い便秘症状が出ることがありますが、これは下剤投与によって対策することが多いです。医師に「便秘がひどい」と伝えて、下剤をもらって対応するようにしましょう。

 

また、一般的な胃腸障害の対策である

 

  1. 水分摂取
  2. 運動
  3. 食物繊維の摂取

 

も症状改善に働くので、普段から食物繊維などを意識していないなら、意識して食べていくのも手です。

 

 

トラムセットの循環器・肝臓・腎臓系副作用<動悸や高血圧など>

 

トラムセットでは、「循環器系」「肝臓」「腎臓」の副作用も比較的多くなっています。

 

5%以上 1~5% 1%以下
肝機能検査異常、 高血圧、ほてり、排尿困難 動悸、尿閉

頻度不明:不整脈、低血圧、乏尿など

 

トラムセットの循環器系副作用についてはいろいろな原因がありますが、その中でもよくあるのが「ノルアドレナリンの増加」となります。トラムセットを服用するとノルアドレナリンが増えて鎮痛作用をもたらすことになりますが、そのせいで循環器系の症状が出ることもあるのです。ノルアドレナリンが増えすぎると、体が興奮し、動悸・血圧上昇といった結果になりやすいのです。

 

また、トラムセットは主に肝臓で代謝され、腎臓で排泄される医薬品となります。そのため、トラムセットを飲むと肝臓への負担がかかります。

 

↑の副作用一覧では「肝機能検査異常」と書かれていますが、

 

指標名 基準値 基準値オーバーの場合
AST(GOT) 31IU/L以下 肝細胞の障害
ALT(GPT) 30IU/L以下 肝細胞の障害
AL-P 100~325IU/L 肝障害、胆道疾患
LDH 180~240IU/L 肝細胞の障害
γ-GTP 30IU/L以下 肝細胞の障害

 

影響を受ける数値は上記のものとなります。これらの数値が上がっているということは、それだけ肝機能障害などのリスクが高まるということです。なので、普段から肝臓の数値が高く、重篤な肝機能障害と診断されている場合は、トラムセットの服用は「禁忌」となっています。

 

また、同様に腎機能障害も注意が必要で、腎不全などのリスクが発生するため、重篤な腎障害を持っている場合は服用は「禁忌」です。

 

なお、排尿障害の副作用については、オピオイドの「排尿反射抑制」に原因があると考えられています。その結果、外尿道括約筋が収縮したり、膀胱容量を増やすことがわかっています。基本的には高齢の男性に多く、前立腺肥大症の男性の場合は尿閉してしまうこともあるので、あらかじめ覚えておいたほうがいいでしょう。

 

 

トラムセットの過敏症副作用<発疹や多汗症など>

 

5%以上 1~5% 1%以下
そう痒症 発疹、多汗症、冷や汗 -

 

トラムセットを服用すると、過敏症のような「かゆみ」「発疹」などの症状が出ることがあります。この原因ははっきりわかっていませんが、オピオイド受容体の活性化が原因と考えられています。

 

また「発疹」などの形で、薬疹が出ることもあります。トラムセットに限らず、どんな医薬品でも「薬疹」と言う形で過敏症が出ることがあり、発疹・蕁麻疹などの皮膚炎が出ることがあります。市販の風邪薬で薬疹が出る人もいますし、ビタミン剤で出る人もいるほどです。もちろん発生率は低確率ですが、もし出てしまった場合は不運だったと言わざるをえません。

 

トラムセットは「トラマドール」と「アセトアミノフェン」の2薬品の配合錠なので、どちらの薬疹が出るかはわかりませんが、いずれにしても発症した場合はトラムセットの服用はNGとなります。

 

 

その他のトラムセット副作用

 

ここまで主なトラムセットの副作用を解説してきましたが、他にもさまざまな副作用が存在しています。

 

5%以上 1~5% 1%以下
- 貧血、口渇、倦怠感、発熱、浮腫(むくみ) 腎盂腎炎、高脂血症、低血糖症、視覚異常、耳鳴り、回転性めまい、呼吸困難、無力症、悪寒

頻度不明:縮瞳、散瞳、疲労、胸痛、失神、離脱症候群

 

中でも確率が高いのは「貧血」や「口渇」、「倦怠感(だるい・体が重い感じ)」、発熱などの症状となります。一見、風邪や体調不良と間違いやすい症状ですが、「実はトラムセットの副作用だった」ということがあるので、安易に風邪薬などを服用するのはおすすめできません。とはいえ、きちんと副作用かどうか見分けることは素人には難しいので、医師のアドバイスを受けたほうがよいでしょう。

 

1~5%未満 体重減少、血中CPK増加、血中尿素増加、血中トリグリセリド増加、血中ビリルビン増加、尿中血陽性、尿中ブドウ糖陽性
1%未満 好酸球数増加、白血球数増加、ヘモグロビン減少、 尿中蛋白陽性、血中クレアチニン増加、血中ブドウ糖増加、血小板数増加、血中クレアチニン減少、血中尿酸増加、好中球百分率増加

 

また、添付文書には「臨床検査」と言う項目があり、トラムセットの服用によって、さまざまな検査項目の増減が見受けられることがわかります。「貧血」などの症状はこれらの検査値増減による可能性もあるので、健康診断などで検査に引っかかるようなら、トラムセットの服用の継続について検討する必要があるでしょう。

 

 

トラムセットの重大な副作用

 

トラムセットの服用によって、低確率で重大な副作用が出る場合もあります。

 

  1. アナフィラキシーショック
  2.  

    呼吸困難や喘鳴、血管浮腫、蕁麻疹などが現れる「アナフィラキシーショック」の可能性がある。

     

  3. 痙攣
  4.  

    痙攣(0.2%)が現れることがある。

     

  5. 意識消失
  6.  

    意識消失(0.2%)が現れた場合も、トラムセットの服用は中止して適切な対応が必要となる。

     

  7. 中毒性表皮壊死融解症
  8.  

    薬疹の中で最も重症な全身がヤケドのような状態になる。

     

  9. 間質性肺炎
  10.  

    呼吸困難、発熱が見られる場合は間質性肺炎の可能性がある。

     

  11. 間質性腎炎、急性腎不全
  12.  

    排尿痛やわき腹の痛み、発熱などがある場合は急性腎不全などが疑われる。

     

  13. 喘息発作
  14.  

    喘息を誘発することがある。

     

  15. 劇症肝炎、肝機能障害
  16.  

    発熱などの風邪症状が出た後、倦怠感や吐き気などが現れ、横断などが出る。

     

  17. 顆粒球減少症
  18.  

    風邪や扁桃腺炎などが出る。細菌に感染しやすくなり、肺炎や敗血症の可能性もある。

 

いずれの場合も、症状が現れた場合はすぐにトラムセットの服用を中止し、医師の診断を受ける必要があります。

 

 

トラムセットに含まれるアセトアミノフェンの影響は?

 

トラムセットは、「トラマドール」と「アセトアミノフェン」の配合錠なのは繰り返し説明した通りです。ここで、「トラマドールとアセトアミノフェンは、どっちが副作用が強いの?」という疑問が浮かぶかもしれません。

 

結論から言うと、副作用についてはトラマドールの方が圧倒的に強いです。アセトアミノフェンは、もともと「妊婦が服用してもOK」とされるほど安全度の高い鎮痛剤となります。なので、トラムセットの副作用を考えるうえで、アセトアミノフェンの影響はほとんどないと言ってもいいでしょう。

 

頻度不明
チアノーゼ、血小板減少、悪心、嘔吐、食欲不振、過敏症(薬疹など)

 

とはいえ、アセトアミノフェンにも副作用のリスクがないわけではありません。↑はアセトアミノフェンの副作用一覧ですが、嘔吐などの副作用は確かにあります。ただ、いずれも「頻度不明」となっており、非常に低確率です。

 

なので、トラムセットで強い副作用が出てしまったとしても、アセトアミノフェン単体での服用について副作用が出る可能性はかなり低いでしょう。アセトアミノフェンは市販の風邪薬などによく含まれていますが、トラムセットが合わなくてやめたとしても、風邪薬を飲んで何かトラブルが起こることはあまり考えにくいです。

 

 

トラムセットの離脱症状について

 

トラムセットは神経伝達物質に関わる医薬品です。神経伝達物質関係で言えば抗うつ薬、抗不安薬などがありますが、それらと同じように、トラムセットにも依存性・耐性形成の問題があります。大まかにいうと、長期服用をすることによって効き目が薄くなってくるのが耐性、そしてその医薬品なしではいられなくなるのが依存性です。

 

トラムセットは痛みを抑えるという性質上、どうしても服用期間が長くなりがちです。そのため、依存性・耐性形成が進行しやすく、急に服用を中止したり、一気に減薬したりすると、離脱症状が現れてくることになります。薬が体から抜けてくる課程で、自律神経が乱れたりなどの諸症状が出てくるのです。

 

不安、神経過敏、不眠症、振戦(ふるえ)、胃腸障害、パニック発作、幻覚、耳鳴り など

 

離脱症状の代表例は↑となっていますが、トラムセットが抜けきるまでこれらの症状が続くことになります。

 

対策としては2種類あります。

 

医師と相談しつつ減薬する

 

トラムセットは鎮痛効果が高いので、服用しているうちに神経痛などの症状が治まってくることも多いです。その際、「もう治ったから」といって急に服用をやめてしまうのが、一番離脱症状が出やすいケースとなります。

 

あらかじめ、「トラムセットには離脱症状が出ることがある」と知っておけば、急にやめることはありませんし、医師と相談しつつ減薬スケジュールを守っていくことが大切です。

 

初めから短期間に決めて使う

 

アルコール依存症など、何かに依存する傾向がある患者の場合、厳重な医師の管理のもとで、短期間の投与で済ませ、離脱症状が出ないように進めることもあります。

 

きちんと用法・用量を守れば、トラムセットは依存性としてはそれほど高い部類ではありません。しかし、離脱症状があることは事実なので、安易に断薬してしまわず、スケジュールを守って減薬していくことが重要です。

 

 

私のトラムセット体験談

 

慢性腰痛の治療でトラムセットを使用していました。

 

他にも治療を受けたのもあって痛みが和らいできたため、トラムセットをやめて数日は強い倦怠感(体がだるい)、発汗やふらつきがありました。

 

いわゆる「離脱症状」というもので、トラムセットは依存性があるので急に断薬してはいけないということを知りました。

 

今はもう離脱症状はありませんが、またあの状態になったら…と思って別の方法を継続しています。

 

 

トラムセット副作用まとめ

 

トラムセットは一般的な医薬品に比べると副作用率はかなり高くなっています。なので、トラムセットを服用した場合、自分に副作用がふりかかる可能性は高いことは知っておいたほうがいいでしょう。また、それぞれの症状の対策もさまざまななので、あらかじめ知識を持っておくことも大切です。

 

  1. 高齢者
  2. 肝障害がある人
  3. 腎障害がある人
  4. 血液に異常がある人
  5. 心機能不全がある人
  6. アルコール依存症がある人
  7. アスピリン喘息になったことがある人

 

また、↑に挙げた人に関してはトラムセットの服用は慎重さが必要だったり、「禁止」のケースがあります。自分がどの立場なのかわからないときは、必ず医師と相談して使っていいかどうか判断してもらうようにしましょう。

 

神経痛に効果のある医薬品

 

トラムセットは鎮痛効果はあるものの、神経痛の原因そのものを叩くことはできません。なので、原因を解決しない限り、ずっとトラムセットを服用し続けることになり、副作用・離脱症状などのリスク大きくなっていきます。

 

原因から治すには、やはり神経痛に効果のある医薬品を利用するのがおすすめです。第三類の医薬品であれば比較的リスクも少ないですし、「コンドロイチン」などが神経痛の改善に役立つ可能性があります。

 

公式ページ

http://www.nihonyakushido.com/

 

神経痛に効く医薬品としては、「グルコンEX錠+」がおすすめです。効果のしくみなどは↑の公式ページをご覧ください。